キャラクター商品の「本物」って?
ある日、お店でキャラクター商品を見ていたお客さまに「これ、本物ですか?」と尋ねられました。
うちで扱っているキャラクター商品は、すべて商標登録されていて、タグには正規品の証である「証紙」が添付されています。この証紙こそが、新品かつ正規ライセンス品の証明になるんです。
そう説明したのですが、どうも納得していただけなかった様子。大手デパートじゃないと正規品は売っていない、というイメージをお持ちでそれ以上説明しても平行線になりそうだったので、その場は話を切り上げました。
「知らなかった」では済まされない商標の話
販売する側でも、商標登録の基本的な知識を持っていない方がまだまだ多いように感じます。
以前、某ハンドメイドサイトでキャラクター商品そっくりの作品を販売している方を見かけ、サイトに通報しました。すると、すぐに対応してくださり、丁寧な返信メールを届きました。製作者さん自身は悪気がなく、商標のこともご存じなかったようです。
けれど、すべてのサイトがそうとは限りません。別の大手ハンドメイドサイトでは、同じように通報しても完全無視。何度もしつこく連絡するのも気が引けて、結局あきらめました。正直、残念な気持ちになりましたが、「売れればOK」という方針の会社なのだなと判断しました。
偽物があふれる令和の時代、本物への意識やモラルが薄れてきているのかもしれませんね。
Amazonでの一件、そしてアカウント削除へ
以前、Amazonでとっても可愛いキャラクターTシャツを見つけました。でも、価格が安かったので念のため販売元に問い合わせたところ、「これは当店のハンドメイド品で、キャラクターを勝手にプリントしました」との回答。
え?勝手にプリント?もちろん通報しましたが、返ってきたのは「出品者の責任です」我関せずという驚きの一言。
この対応にショックを受け、思い切ってアカウントを削除しました。それ以来、広告メールがぱったり止み、受信箱もスッキリ。まったく後悔していません。
まとめ
キャラクター商品に限らず、商標や著作権に関する知識って、もっと広く共有されてほしいと思います。「知らなかった」では済ませず、買う側も売る側も自覚しないと。


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