「無料」の代償 〜個人情報は誰のもの?〜
先日、新聞を読んでいたら目に飛び込んできたのが「ソフトバンク顧客名簿14万人分が情報漏洩」という記事、またか、という気持ちになったのは私だけではないと思います。
私は昔からsoftxxxxに対してあまり良い印象を持っていませんでしたが、正直言うと、Yahxxにはもっと抵抗がありました。そういえば、2023年にもLINEヤフーが大規模な情報漏洩を起こしていましたよね。やっぱりというか、何というか。
ヤフーメール登録時の記憶
私がパソコンを習い始めた頃。
「捨てアド」としてYahxxメールを使うのが定番だった時代です。
でも、Yahxxでメールアドレスを作るには長〜いアンケートに答えなければならず、その内容が、今思えばかなりプライバシーに踏み込んだものでした。
たとえば:
- 持ち家か?借家か?
- 家族の総収入は?
- 車は持ってる?
- 職業は?公務員かどうか?
などなど、ADSL回線でインターネットをしていた頃、たくさんの問いに拙いタイピングでひとつひとつ入力するのは本当に大変でした。
情報漏洩から始まった悪夢
ところが――。
そのアンケートに答えてから、ほんの1週間後。
届いたメールには「お客様の情報が不正アクセスにより漏洩しました」の文字。。。
それからというもの、迷惑メールが雪崩のように届きはじめ、ウイルス付きの怪しいメールも後を絶たず、自分の知識不足を心から痛感した出来事でした。
幸い、当時話題だったYahxxの無料ホームページ機能は使っていなかったので、データがすべて消えて泣く羽目にはなりませんでしたが、それでもあの時の驚きは今でも忘れていません。
もしかしたら、あの頃ネットを始めた人たちはもう今は引退しているのかもしれませんが、でも私は、今も当時の記憶が頭から離れないのです。バックアップの重要性!
今も油断はできない
だからといって、他の大手キャリアが100%安全かといえば、そうとも言えません。
個人的には、近いうちにPxx Pxxも何かトラブルに巻き込まれる気がしてなりません。私は使っていませんし、アプリすらインストールしていません。softxxxxの契約もしていませんし、Yahxxのアカウントもずいぶん前に削除しました。
友人にも勧めることはありません。
「無料で便利」は確かに魅力的ですが、その裏で差し出しているのは私たちの個人情報。そう思って使うかどうかを判断するのが、これからの時代のリテラシーではないでしょうか。
おわりに
もちろん、私の個人情報なんて大した価値はないと思っています。ですが、「だからどうでもいい」ということではありません。
自分の情報がどこかで売られていたり、不正に使われたりしていたら、やっぱりいい気分はしませんからね。特に高齢者やネットに詳しくない人たちの情報が狙われることも考えると、社会全体で意識を高めていく必要があるとも思います。
最後に、こんな言葉をひとつ。「無料の代償は、あなたの個人情報」
あなたのために知らない人が「タダ」にしてくれる?なぜ?


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